娘の成人式を前にした2年ほど前から、成人式や成人式の前撮りのための振袖のレンタルや販売のためのカタログが沢山送られてくるようになりました。どうして2年も前から案内が届くかというと、それ位から準備する人も多いのだということです。それも何社からも届き、一社に付き何回もカタログが送られてきます。きれいなカタログなので、取っておいて髪型や振袖の柄の参考にしました。見ているうちに、それぞれの会社に、ファッションの傾向、価格などに特徴があることが分かりました。最初のうちは、また来たかという感じだったのですが、やはり比較する価値はあると思うようになりました。成人式の一年前には、真剣に数社のカタログを比較検討することにしました。そこで、支店が自宅から一番近い、価格も適当なある一社を選んで、振袖の展示会に参加することに決めました。展示会に参加すると可愛い記念品を貰えることも魅力の一つだったのです。成人式の前年の夏休みのことでした。その呉服店に行くとズラリと振袖が並んでいます。まさに振袖販売のビジネスなのです。

その店には担当になるスタッフが一人付き、どの振袖がいいか順番に案内してくれました。娘にどの柄が好きか、などと聞きながら、適当な振袖を何枚か選んで簡単に試着しました。そのうち、娘が気に入った振袖をピックアップしました。レンタルにするか購入するかとなると、結局買った方が得だということになりました。カタログを送ってきたどの店もレンタルか購入かの選択支がありましたが、将来を考えると、どう考えても買った方が得なのです。やはり買わせるビジネスなのだな、と思いました。そうした店の意向は分かっているけれど、最終的には買ってよかったと思います。その後、成人式の前撮り写真も撮り、翌年の成人式の家族写真も撮るのに、自分は適当な訪問着を持っていないことに気づきました。振袖を買った後、様々な着物の展示会の案内がくるようになった、例の店に行き相談しました。振袖を買った時、「お母様も一緒に」と勧められたとき、「まさか」と断ったけれど、結局自分も買うことになりました。高額な着物は普通はめったに買わないが、成人式などの機会に、毎年一定量を販売するビジネスなのだな、とこうした業界の現状を垣間見たような気がしました。